1.勉強会の目的
津波により石油コンビナートが破壊され、油が流出すると、広い範囲に 甚大な被害を与えます。東日本大震災ではこれが現実のこととなりました。本勉強会では、行政関係者、 学術関係者、まちづくり関係者、企 業等を主な対象として、津波火災に 関する最新の研究成果をご紹介するとともに、行政・地域・産業間のリ スクコミュニケーションを促進し、大 阪湾沿岸地域の防災力を高めるこ とを目的としています。
平成29年11月2日 ~ 平成29年12月13 日
※隔週で講演会やワークショップを開催する。(全4回)
3. 実施場所
大阪市立此花区民ホール (所在地)大阪府大阪市此花区四貫島1-1-18
4.実施団体
主催:一般財団法人大阪市コミュニティ協会(所在地)大阪府大阪市中央区船場中央1-3-2-302
共催:特定非営利活動法人産業防災研究所
後援:大阪大学大学院工学研究科
公益社団法人日本火災学会
一般社団法人日本建築学会
公益社団法人土木学会関西支部
助成:真如苑助成事業
5.プログラム
第1回 11月 2日(木)19:00~21:00
講演:東日本大震災時の津波火災の教訓
ゲスト講師:千葉誠氏(南三陸消防署 予防兼調査係長)
内容:南三陸消防署の千葉誠氏を講師に迎え、気仙沼市における東日本大震災時の津波火災 の体験証言から学ぶ。
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第2回 11月16日(木)19:00~21:00
講演:津波火災と石油コンビナート
講師:青木 伸一 氏(大阪大学 教授、 産業防災研究所 副理事長)
内容:東日本大震災時の石油コンビナート起因の津波火災の事例と 南海トラフ大地震時の大 阪湾での津波被害の予想。
第3回 11月29日(水)19:00~21:00
ワークショップ:地震・津波火災に関する防災知識と 災害対応の事例を学ぶ
ファシリテーター:青木 伸一 氏(大阪大学 教授、 産業防災研究所 副理事長)
西野 智研 氏(京都大学 准教授)
倉敷 哲生 氏(大阪大学 准教授)
鈴木 淳一 氏 (国土技術政策総合研究所 主任研究官)
千田 優 氏(港湾空港技術研究所 研究官)
向山 和孝 氏(大阪大学 助教)
内容:地震・津波火災の歴史、成因と石油コンビナートの事故・その対策の歴史 を 交えながら、津波火災の対応に関するワークショップを行う。
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第4回 12月13日(水)19:00~21:00
ワークショップ :知識と工夫で災害を乗り越える
ファシリテーター:青木 伸一 氏(大阪大学 教授、 産業防災研究所 副理事長)
西野 智研 氏(京都大学 准教授)
倉敷 哲生 氏(大阪大学 准教授)
高麗 憲志 氏 (神戸大学)
内容:第3回でのワークショップの結果やアンケート結果をもとに、津波火災に対する地区防 災計画の対応に関するワークショップを行う。(これまでのまとめ)
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